静岡県静岡市に拠点を構える「有限会社 仲澤自動車工業所」では、大型車を中心に整備・点検・車検を行っています。
今回はトラックのDPFが故障したときの症状や対処法をご紹介いたします。
まずはトラックのDPFが故障した場合の症状についてご紹介します。
DPFが故障すると、フィルター機能が低下して自動浄化機能が作用せず、排ガス浄化ができなくなります。
DPFが故障した際にはDPFマフラーがつまりだしたという合図でもあるインジケータランプが点灯しますので、ぜひ目安にしてください。
このインジケータランプが点灯した場合、なるべく早くDPFの再生作業を行う必要があります。
対処法はメーカーによって異なりますが、ほとんどの場合はインジケータランプが点滅してから走行距離約50km以内に手動再生しないと、ランプが点滅から点灯に変わり、エンジンが制御されて排出ガス浄化装置スイッチが機能しなくなります。
手動再生の一般的なやり方は、
トラックを停車する→高回転のアイドリングを行う→インジケータランプとDPF再生ボタンを押します。
これはインジケータランプが点滅しているときのみ可能です。
インジケータランプが点灯に代わってしまった場合は、自分で再生することが不可能なので、ディーラーや整備工場での修理が必要になります。